熊本市東区『復興支援まちづくりシンポジウム』
- きらり.web担当
- 2017年3月25日
- 読了時間: 3分

3月19日(日)熊本市総合体育館にて、
熊本市東区『震災復興まちづくりシンポジウム』を開催しました。
年度末ですが多くの方々に集まっていただくことができました(^^)

基調講演は東京の女性支援NGO「ガールパワー」のプロデューサー竹井善昭氏よる『東日本大震災と熊本地震に関わって復興のために必要なこと』
「ガールパワー」は熊本地震でも下着や化粧水、生理用品など、女性に必要にもかかわらず不足がちな物資を約5ヶ月に渡って支援。東日本大震災でも震災後いち早くサポート体制を築きました。その経験や東北支援の話も交えて”よそ者”だからこそ見えてくる熊本の強み、「復興に大事なのは民間が取り組む価値の創造が必要」というメッセージは、今後の熊本の復興にとってとても大きなヒントです。阿蘇や天草の特産品や熊本女性のパワー。もっともっと生かしてまちづくりを盛り上げていかなくては!と感じました。
また熊本地震の事例発表として、熊本の団体より『きばれ!あまくさンしー!』の副代表である倉本剛史医師、『チーム熊本』から理事の稲田悠樹氏にご登壇頂きました。
震災後素早く組織を作り、それを現在も継続しているお話や、パネルディスカッションでは東区役所中原区長も交え、復興への意見交換を行いました。

また、会場の一角には事前に市民の皆さんから応募していただいた震災に関する写真を展示。
それぞれにメッセージを添えて、震災当時の出来事や想いを綴ります。今後の復興や防災に関する意識を高め、熊本地震の記憶を風化させず、永く後世に伝えていくためのきっかけになればと思います。

最後に、参加者の皆さん全員で風船を膨らませ、竹井氏の掛け声で復興一歩として一斉に飛ばしました。あの時ポツンと置き去りにされた想いと辛くて不安だった経験を息とともに吐き出し、空という明日へ。今回の経験や想いが無駄にならず、これから先の未来とまちづくりに生かされますように。。そう願いを込めて。
あまり時間のない中での企画・運営でしたが、素敵な登壇者の方々にとても勇気づけられたシンポジウムとなりました。
復興はまだまだこれから。みんなが、自分が、それぞれできることを考えるきっかけとなってもらえるといいなと思います。また、何より私たち自身ができること何なのか?スタッフ一同とても考えさせられました。
翌日の熊日朝刊にもご掲載いただきました!

もうすぐ、熊本地震から1年です。
私たち自身も被災した身として新たな気持ちで進んでいきたいと感じています(*^^*)
ご参加いただいた皆様、竹井さんをはじめ、ご登壇いただいた皆様、東区の皆様、本当にありがとうございました!
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